
「天然木は屋外だとすぐ傷んでしまいますか?」
「木製フェンスやチェーンスタンドは何年くらい使えますか?」
このようなご質問をいただくことがあります。
結論から言うと、天然木製品の寿命は一律ではありません。
使用する木材の種類や設置環境、日頃のお手入れによって、大きく変わります。
この記事では、屋外で使用する天然木製品の寿命や長持ちさせるポイント、天然木ならではの特徴についてわかりやすくご紹介します。
天然木製品の寿命はどれくらい?
天然木にはさまざまな種類があり、一概に「何年使える」とは言えません。
当店の木製品は、防腐・防蟻処理を施した木材を使用しており、設置環境や定期的なメンテナンスによっては、20年以上お使いいただいているお客様もいらっしゃいます。
一方で近年は、猛暑や豪雨、長期間の高湿度など、天然木にとって非常に厳しい気象条件が増えています。
その影響により、設置環境によっては木部の腐食やビスの緩み、脚部の劣化などが、従来より早く進むケースも見られるようになりました。
天然木製品を末永くお使いいただくためには、次の3点を意識することが大切です。
寿命を左右する3つのポイント
使用する木材

天然木製品の耐久性は、使用する木材によって大きく異なります。
屋外で使用する木製品には、防腐・防蟻処理を施した木材を選ぶことが重要です。
木材内部まで薬剤を浸透させることで、屋外でも長く使用できる耐久性を高めています。
もちろん、防腐処理がされていても永久に腐らないわけではありません。
だからこそ、設置環境や日頃のお手入れも重要になります。
設置環境

天然木製品の寿命は、設置する環境によって大きく変わります。
風通しが良く、木材が乾きやすい環境では、比較的良い状態を保ちやすくなります。
一方で、強い紫外線が当たり続ける場所や、コンクリートの照り返しが強い場所、雨がかかりやすい場所などでは、天然木への負担が大きくなります。
移動できる木製品であれば、ときどき風通しの良い場所で乾燥させたり、設置場所を変えたりすることで、木材への負担を軽減できることがあります。
日頃のお手入れ

天然木は、定期的なお手入れを行うことで、より長く使うことができます。
必要に応じて再塗装を行うことで、木材を保護し、美しい状態を保ちやすくなります。
ただ、必ずしも特別なお手入れが必要というわけではありません。
移動できる木製品であれば、ときどき設置場所を変えたり、目につく汚れは落としたり、日頃のちょっとしたお手入れが、天然木製品を長持ちさせるポイントです。
天然木ならではの変化
天然木は、気温や湿度の変化に合わせて水分を吸収・放出する「呼吸」をしています。
そのため、色あせ、ひび割れ、木目の変化などが見られることがあります。
「ひび割れ=不良品」「壊れてしまった」と思われがちですが、天然木では必ずしもそうではありません。
木材は乾燥する過程で余分な水分が抜け、木質が引き締まっていきます。
その過程で表面にひび割れが生じることがありますが、これは天然木ならではの自然な現象です。
表面にひび割れが見られること自体は珍しいことではなく、天然木の特性のひとつといえます。
一つひとつ異なる木目や、時間とともに深まる風合いも、天然木ならではの魅力です。
近年の異常気象が天然木に与える影響
近年は、これまでにない猛暑や豪雨、長期間の高湿度など、天然木にとって非常に厳しい環境が続いています。
そのため、以前と同じような使用環境であっても、木部の腐食やビスの緩み、脚部の劣化などが、従来より早く進むケースが増えてきました。
天然木製品を安心して長くお使いいただくためには、定期的に状態を確認することをおすすめします。
必要に応じて再塗装やビス交換などのメンテナンスを行えば、美観だけでなく耐久性の維持にもつながります。
